トロント最大の魅力「多様性」って一体何?多様性の街と言われる理由
こんにちは、トロントワーホリ中のKaiです。
カナダ・トロントは多様性の町として知られていますが、みなさん多様性について考えたことありますか?
ご存知の方もいるかと思いますが、カナダは移民の国。特にカナダ最大の街トロントは、ありとあらゆる国籍や人種、ジェンダーが集まったスモールワールドなんです。
なぜトロントは多様性の街と呼ばれているのでしょうか。
移民の割合
トロントが多様性の街と呼ばれる理由の一つに、「移民の割合」があります。
(各州における移民の割合 2016年 カナダ政策局)
こちらの統計によると、トロント・オンタリオ州に住む29.1%が移民だそうです。10人中3人が移民って、すごく高い割合ですよね。
さらに、移民申請をしている段階の方々、留学生、そしてワーホリの方などを含めると50%にも上るそうです。
また、地域別に見てみると、
ジャマイカ、ガイアナを筆頭にアメリカ大陸から約21万人、
イタリア、イギリスを筆頭にヨーロッパから約30万人、
エチオピア、ソマリアを筆頭にアフリカから約8万人、
中国、フィリピン、インドを筆頭にアジアから約67万人、
トロントは本当に世界中の地域の移民が住んでるんですね。
詳しいデータはこちら
多国籍、多彩な街
そんな世界中の地域の人々が住んでいる多国籍なトロントには、様々な街があります。
これはほんの一例ですが、
1.コリアン・タウン
2.リトル・イタリー
3.グリーク・タウン
4.チャイナ・タウン
他にも、キャベッジ・タウン、ブラジリアン・タウン、アラビック・タウンなど、たくさんあります。
チャイニーズ・タウンには中国人ばかりいるし、フィンチ駅周辺のコリアンタウンには日本人や韓国人がたくさん住んでて、お店の看板も韓国語表記なんです。
それぞれの街によって住んでいる人が違うし、街の雰囲気もバラバラで面白いですよね!
LGBTQ先進国
多国籍、多文化なトロントには、まだまだ多様性と呼ばれる理由があります。それはLGBTQにも寛容なところです。
これは僕がトロントに来て一番びっくりしたことなのですが、ダウンタウンを歩いていると同性カップルが手を繋いで歩いている姿をよく見かけます。僕自身ゲイであるため、その光景を見たときはびっくりしました。日本では堂々と手繋いで歩く同性カップルはあまり見かけないから…。
実はカナダは、2005年に全州で同性婚を合法化しており、LGBTQ先進国なんです。同性カップルが結婚して子育てができる国なんですよー!
トロントに住んでいる皆さん、スターバックス等の店前の扉に、小さなレインボーの印を見たことありませんか?レインボーはLGBTQの象徴であり、あれはLGBTQのスタッフが働いていたり、LGBTQでも誰でも歓迎しますという意味だそうです。家の玄関にレインボーフラッグを掲げている人たちもいます。
また、Wellseley駅周辺のChurch streetはゲイタウンとして賑わっており、ゲイクラブやバーがたくさんあります。
そして、6月には世界最大とも呼ばれているLGBTの祭典トロントプライドパレードが開催されており、毎年この季節になると街が盛り上がるそうです。また、トロントで一番大きなお祭りがこのプライドパレードなのだそうです。
トロント最大のイベントがこのお祭りで、LGBTQの方だけでなくトロントに住む人々全員が楽しんでいるのが、すごく素敵ですよね。
僕も参加してきましたがとても楽しかったです!
多様性の街トロント
国籍、言語、宗教、ジェンダー等、ありとあらゆる世界中の文化が混じり合ったトロントが、多様性の街と呼ばれる理由はわかりましたでしょうか。
それぞれ違う個性を持っているのに、みんなで一つの街を作り上げています。
「みんな違ってみんな良い」
その中で僕自身も自分らしく生きていけることに幸せを感じています。実は僕は日本では仲良しな友達以外にはゲイだということを隠して過ごしていました。でも、トロントに来てから僕も「自分らしく生きたい」と考えるようになり、ゲイであることを隠さずに過ごすことにしました。そうしたら、なんて言うんだろう…楽になった。わざわざ嘘ついて好きな女の子のタイプとか話す必要ないし、トロントに住んでいる人にゲイだと話しても何も驚かれない。だからトロントは自分を成長させてくれた街でもあります。
グローバル化が進む中で、異文化理解や多様性という言葉が叫ばれていますが、トロントはまさに現代が作り上げた人種や宗教、ジェンダー等の混合都市。
自分らしく生きていける場所だと思います。
英語を勉強したいだけじゃなく、異文化を学び理解し、世界中の人々と出会いたい人は、トロントへ来ることをオススメします!
では!